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【注】本誌を、まぐまぐ!から受信される場合、上記に[PR]と記載
された広告が掲載されますが、当方とは無関係です。ご留意下さい。
ニッポン人の心と体を救う!
★短縮版メルマガ「暮しの赤信号」★
2018年09月04(火)号
No.3222
毎回、まぐまぐ!、メルマ、EMの合計、約7000部発行
創刊日は2004/10/5。毎日早朝5:00に配信(日曜は休刊)
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『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や『危険な食品』(宝島社新書)
などの著者で、食生態学者、そして日本危機管理学会員でもある
山田博士(ひろし)が配信。食べものだけでなく、人としての生
きかたを考えます。なんともユーモラスな文体が人気のようで……。
やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!
今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせたい。
ぼくはいつもそれを望んでいます。
そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた、重い事実を、
ぜひ知ってほしい……。
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せんか。あなたの小さな行動が、人類を大きく救います。
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▼目次▼
【1】読者への「おとぼけ返信!」
(毎週、この欄は「火曜日」に掲載しています。読者からの声
をダシにして、山田の思いをお話ししております(笑)。どう
ぞ、毎回、お楽しみに!):
■No.1571
食べるものには、子育て中から注意をして来たつもりな
んです。でも、このままでは孫たちの世代に申し訳ない
と……
(I.Tさん、名古屋市、女性、55歳、秘書)
【2】先週の金曜日に案内した下記の内容はご覧になりましたか。
まだご覧になっていないかたのために、再度お載せしました。
★ニセ「有機食品」はこうして見破れ。大商社が
大量に輸入する「有機」の実態とは!
(“即実践”マニュアル第15話)
______________________________
【1】
▼読者への「おとぼけ返信」▼
この欄は、毎週「火曜日」に掲載します。お楽しみに!
______________________________
注:個人のお名前はイニシャルにし、個人情報などは割愛し
ました。
誤字脱字の訂正や、分かりにくい文章はいくつかに
分けたり、短縮したりしています。
ただ、送り仮名や漢字、文体などは基本的にそのま
まですので、全体での統一はわざとしておりません。
そのため、読者の体温をそのままお楽しみ下さい。
年齢やご職業などは連絡を受けた当時のものです。
【イニシャルは、姓と名の順です】
(例)美空ひばり→M.H
…………………………………………………………………………
■No.1571
食べるものには、子育て中から注意をして来たつもりなん
です。でも、このままでは孫たちの世代に申し訳ないと……
…………………………………………………………………………
(I.Tさん、名古屋市、女性、55歳、秘書)
食べるものには、子育て中から注意をして来たつもりなんです。
でも、先生の作品を読ませていただいて、食品だけでなくもっと広く、
そして裏の裏?に何があって、どう動いているか等にも目が向くよ
うになって来ました。
このままでは孫たちの世代に申し訳ないという思いがしています。
■山田からのお返事■
Iさん、こんにちは。
山田博士です。
へえ、名古屋にお住まいなんですか。
名古屋の東山動植物園のすぐそばに、ぼくの息子家族が住んでおり
ます(笑)。
えっと……あまり関係ないですよね。
でも、名古屋と言われると、なんとなく、親しみが湧くようで……。
今夏は、そちらも蒸し暑そうですので、どうぞ、お体には十分、ご
留意下さい。
仰せの件。
そうですよね。
確かに、普通は、食べものを眺めていても、その背景など、誰も考
えないと思います。
だって、それが美味(おい)しいのかマズイのか。
あるいは、自分の歯にあった固さなのか、賞味期限やメーカーはど
こなのか、それに、価格ぐらいでしょうか。
どれだけ、その内容がいいものであったも、自分の財布と相談して
みれば、「やっぱ、止めとこ」となりますし……(笑)。
★★★
でも、いつもお話ししていますが、食べものだけがただ一つ「宙に
ポツンと浮かんでいる」わけじゃないんですね。
目の前の食卓に上がるまでには、もう数え切れないほどの人の手が
影響しています。
そして、いまの社会構造の歪(ゆが)みや悲しさなど、「さまざま
な物語」が、この食べもの一つに集約しているわけなんですね。
自分の庭先で穫(と)れた野菜であれば、まあ、土から食卓までは、
自分の手だけが触れているのでしょうが、いまの資本主義社会では、
なかなかそうはいきません。
多くのかたの血と汗と涙が、その食べものの背景にあるわけです。
そして、ごく限られた多国籍企業たちが、途上国の農民たちの体を
搾(しぼ)り上げて作った農産物が、ぼくたちの目の前の食卓に並
んでいる……。
いつかも、このメルマガで述べましたが、とくにインドでの紅茶の
栽培など、本当に目も当てられません。
わずか14歳の少女たちが、いったいどのような労働をしているのか。
★★★
彼女たちの衝撃な光景と、先進国でゆったりと紅茶を楽しんでいる
人たちとの差異。
こうしたことを、ぼくたちはいつも思いながら、毎日を生きて行き
たいものだなと、思っています。
その一杯の紅茶が、喉(のど)を潤(うるお)し、心を温(あた
た)め、人間関係をより親しいものにして、「幸せな時間」がいっ
ぱい詰まっていたとしても、その裏側を見るクセをいつもつけてほ
しいんですね。
その飲食物を一所懸命になって作って下さっている人たちを思う
こと。
その「お茶一杯」の中身が安全で美味しいのは当然なのですが、そ
れだけではダメなんです。
それを作って下さっている農民たちも「同時に」幸せでなくては、
それは、けっして本当の幸せではないんですね。
もし、その「お茶一杯」の中身が危ないものであったり、それを作
って下さっている労働者の健康が損(そこ)なわれているのであれ
ば、そんな「お茶一杯」、何の意味がありますか。
★★★
いつもぼくは叫んでおります。
「自分だけが幸せだよというとき、それは本当の幸福じゃないんだ
よ」と。
でも、よく、こうおっしゃるかたがいます。
「いいじゃないの。(自分だけ、いまが)幸せならば……」。
まるでぼくの若いころに流行(はや)っていた、佐良直美(さがら
なおみ)さんの歌のタイトルのようです(笑)。
でも、そういう思いで生きていれば、必ず、大きなしっぺ返しを受
けるわけですね。
周囲の人たちはよくあなたを見ています。
そして、「この人のためなら死んでもいいわ」と思ってくれる人が
多いか。
それとも、「あんな人、死んじゃえばいいのよ」と思う人が多いか
(おお、こわっ。笑)。
それだけで、あなたの人生の幸せ度は大きく変わってくるわけですね。
こうして、多くの協力者を得て、同じ能力の人間でも、180度異
なる人生を歩むことになります。
どちらがいいですか(笑)。
★★★
でも、実際問題として、先述したような紅茶一つ見ても、それはそ
れは大変な背景が隠れているわけですね。
いま述べた、そのインドでの紅茶栽培の光景とは、いったい何だっ
たのでしょうか。
インドは、皆さんもうご存じの、ダージリンやアッサムなどでも有
名な「世界最大の紅茶生産・王国」ですよね。
そのインドでも、いまでは緑茶まで流行(はや)っているようです
が、いずれにしても、これらの「お茶の葉」に、もの凄(すご)い
農薬が撒(ま)かれていることが分かりました。
そして、その残留値がかなりの数値に……(省略)。
★「短縮版」のメルマガでは、以下の部分を省略しています。でも
少しでも皆さんにお役に立てば嬉しく思います。
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【2】
▼先週ご案内したものを、再掲載します▼
~まだご覧になっていないかたは、ぜひどうぞ!~
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今回は下記の作品です。
↓ ↓ ↓
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★ニセ「有機食品」はこうして見破れ。大商社が大量に輸入する
「有機」の実態とは!
~この「有機登録認定機関」に、あなたは騙されてはいませんか~
(「いのち運転“即実践”マニュアル」第15話)
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★目次★
はじめに
1.ふふふ、1980年ごろ、農林省(当時)の役人にぼくが取材
したときのお話を少し……
2.大商社が宣伝する「有機食品」とは何だろう。残留農薬漬けの
農産物を大量に輸入している彼らの言う「有機」とは……
3.西武デパートで販売されていた「有機」の輸入大豆製品すべて
から、有機リン系農薬が検出されていた!
4.アメリカの「有機」の認識は常識とはかなりズレていることも
知っておこう。こんな「有機食品」を日本の商社が輸入してい
るとは……
5.「有機食品」の違反には、大きく分けて「3つ」ある。しかし
その中でも一番問題なのが……
6.現在、日本国内には60数カ所の「有機登録認定機関」がある
が、じつはその内容に大きな温度差があることをぜひ知ってほ
しい
7.過去、農水省から業務命令を受けた「有機登録認定機関」の名
前とは
8.ヨーロッパ諸国では、肥料に使う家畜の糞尿や「遺組み」など
をしっかり判断材料にして「有機」としている。しかし日本で
は……
9.EUでは全農地面積の「4%」が有機農業となっている。日本
ではわずか0.17%。この現状をどう見ればいいのか
10.こういう事態の中で、ぼくたちは今後、どう動くべきなのか。
何を目安に「有機食品」や「有機農産物」を選べばいいのだろ
う
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皆さんには関係がないと思いますが、山田が今後も皆さんのた
めに活動したいため、ぜひその点、よろしくお願いします。
本日も、お読み下さり、ありがとうございました。