短縮版メルマガ「暮しの赤信号」公開ページは、現在、別のブログへ引越しております。文中の下記の右の欄をご覧下さい。つれづれに掲載)

『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や『危険な食品』(宝島社新書)などの著者で、食生態学者、元・大学名誉教授、そして日本危機管理学会員でもある山田博士(HIROSHI YAMADA)が配信。日本人としての生きかたを考えます。(全号掲載ではありません)

★短縮版:7/31(土)◆読者への返信:日本茶だけじゃなく、プレハブ住宅のパネル工法では「ネオ農薬」を断熱材に浸み込ませ

 

 

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ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

★短縮版メルマガ「暮しの赤信号」★


2021年7月31日(土)号
No.4086

毎朝、早朝5時、全世界に向けて2つの
配信スタンドから合計約5200部を発行。
(日曜のみ休刊)

創刊日は2004/10/5。

【注】まぐまぐ!から受信されると、
上部に[PR]と記載した広告が掲載され
ますが、無関係ですのでご留意下さい。

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『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や
『危険な食品』(宝島社新書)などの著
者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配
信。食べものだけでなく、人としての生
きかたを考えます。なんともユーモラス
な文体が人気のようで……。

 

 


(本日は、「完全版」と「短縮版」の内容
は同じです。どうぞ、お役立て下さい)

 

 


やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる
涙をストップさせたい。

空をのんびりと旅する雲たちを眺めなが
ら、ぼくはいつもその方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180度
変え、家族を変え、文明を変え、歴史を
変えてきた重い事実を、知ってほしい。

 

 


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ます

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そのあなたの小さな行動が、人類を
大きく救います。
いまあなたの足元にあるその大地は、
世界中の人たちにつながっています。

→ http://www.facebook.com/yamada.inochi
(毎回、内容に即した写真も掲載中)

 

 


▼本日の目次▼

【1】

読者への「おとぼけ返信!」:

読者からの声を「ダシ」にして、山田の
思いを、貴重な資料も含めて自由奔放に
お話ししています(土曜日掲載)。


■No.1718

日本のお茶に、多量の農薬が含まれている
のを知って、どうすることもできない今の
現状を……

(F.S、京都府南丹市、男性、73歳、鍼灸
マッサージ師)

 

【2】

あなたやあなたの家族を命懸けで救う、
山田博士作品集!:

◆社会の裏側! 21……子どもの貧困
は、「日本の未来」を左右する!

 

 

 

 

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【1】

▼読者への「おとぼけ返信!」▼

毎週、この欄は「土曜日」に掲載して
います。
読者からの声をダシにして、山田の思い
を自由奔放にお話ししています。

毎回、どうぞお楽しみに!

==================

注:個人のお名前はイニシャルにし、
個人情報などは割愛しました。

文体はそのままですので、統一して
いません。読者の体温をそのまま
お楽しみ下さい。

年齢や職業などは、いただいたときの
ままです。

【なお、イニシャルは、姓と名の順】

(例)美空ひばり→M.H

 

__________________

■No.1718

日本のお茶に、多量の農薬が含まれている
のを知って、どうすることもできない今の
現状を……

__________________

(F.S、京都府南丹市、男性、73歳、鍼灸
マッサージ師)

 

各方面から指摘され、諸外国より規制がゆ
るく、日本の伝統産業であるお茶。

これに、多量に農薬が含まれているのを知
って、どうすることもできない今の現状を、
どうしたらいいか、頭が痛い問題です。


■山田からのお返事■

 

Fさん、こんにちは。
山田博士です。

もう長いこと、このメルマガをお読み
いただき、喜んでいます。

そうですよね。

お住まいの京都には、「宇治茶」なんてい
う素晴らしい高級茶がありますし、ぼく
も、故郷の小浜(おばま)にいたころは、
距離的に近いためか、よく飲んでいた記
憶があります。

なにしろ、香りがいいんですよね。

昔は、ペットボトル茶や自販機なんて、
ありませんでしたので、ぼくたち悪ガキ
どもも、この宇治茶を、眼を細めながら
たしなんでおりました、はい……(笑)。

★★★

お茶の産地の宇治地方は、昔から、京の
町と宇治川という「水運」で結ばれていま
したよね。

この地形や気候が、このお茶にはぴったり
でした。

だって、ここは雨が多いのに、ちょうど扇
状地(せんじょうち)ですから、水はけも
いい。

それに、寒暖差もあって、宇治川から立ち
上(のぼ)る川霧(かわぎり)が、霜害
(そうがい)からお茶を守っています。  

いやあ、日本茶にとっては素敵な場所が
あったものなのですね。

日本の地形は、日本茶を育てるには、ぴ
ったりなんです。

★★★

ぼくの住む東京地方にも、「狭山(さやま)
茶」という日本茶があります。

先ほどの宇治茶静岡茶狭山茶の三つ
は、「日本三大茶」……とされているほど
なんですよ。

ぼくは故郷にいたころは宇治茶、東京に
出てきてからは狭山茶

ぼくが、日本茶を好きになるのは当然じゃ
ありませんか(笑)。

このように、日本は、日本茶が育つには
本当にいい国なんです。

いやあ、日本って、素晴らしい(うっとり
している)。

これほど美味の日本茶が、各地で育つ。

そう言えば狭山茶の摘(つ)み歌に、こう
いうのがありましたなあ。

これ、古くから歌われていたようですよ。

「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山で
とどめさす」

う~むむむ、「とどめ」とはねえ(笑)。

★★★

でも、これだけも日本人にとって「いの
ち」である日本茶の現状が、いま、どう
なっているのか。

もう、考えただけでも、涙が流れますす
(ちと、大げさか)。

Fさんも、ご心配のとおり、ぼくは農産物
は、国産であるべきだと思っています。

なぜなら、大切な日本の食糧が外国の言い
なりになってしまえば、そのときは日本が
滅びるときだろうなと思うから。

それほど、自国の食糧とは、大切なもの
なんです。

そのため、どこの先進国でも、農業担当
大臣は要職です。

つまり、政治家の中で、一番大切な人物
をその位置に置きます。

でも日本の農水省大臣は、バンソウコが
どうのとか、ナントカ……(笑)。

過去、いろいろありましたよね。
もう笑うしかない。

★★★

そして、いま述べているこの日本茶も、
日本の大事な農産物です。

なのに、これを大事にする人物が政治家に
いない。

そのため、ほかの野菜よりも、「多量の農
薬」を撒いてもOKとしているわけですね。

もし、農薬を撒かなければお茶がうまく
育たないなら、撒かないでも育つ研究を、
担当者全員でするべきなんです。

多くの税金を使ってね。

でも、それをしない。

農薬メーカーが儲かるようにしか、その対
策をしないわけですね。

こういう状況を見ていますと、いま、、日本
茶を好む外国人が世界的にも増えているの
に、彼らに対して、本当に恥ずかしい。

なにしろ、「中国産のまがい物日本茶」が、
かなり広がっていますから。

★★★

日本茶に許可されている農薬は、現在、1
00数十種もあります。

農水省のホームページに載っている「茶」
残留農薬の基準を示した資料によると、
殺虫剤が112種類、殺菌剤が38種類、
除草剤が10種類……。

いまは、昔よく使われていた有機リン系
農薬に替わって、「ネオニコチノイド系農
薬」というものが多くなっているんです
ね。

その数は、7種もあります。

つまり、アセタミプリド、イミダクロプリ
ド、クロチアニジン、ジノテフラン、チア
クロプリド、チアメトキサム、ニテンピ
ラム。

もう、目が回りそう……(笑)。

★★★

この「ネオニコチノイド系農薬」は、19
90 年代に登場した農薬なんですね。

それまでの「有機リン系」などに比べて
「昆虫は殺すが、ヒトには安全」……と
いう謳(うた)い文句で、世界中に広が
った農薬でした。

いま、世界でもっとも使われている農薬の
一つだと言えるでしょうね。

ところが、ご存じのように、ミツバチへの
影響が深刻になって、ヨーロッパなどでは
規制が強まりました。

でも日本では、お構いなし。

とくに、日本には、この「ネオニコチノイ
ド系農薬」だけを取り上げた法規制は、
「まったくない」んですね。

驚きます。

★★★

この「ネオニコチノイド系農薬」は、「蜂群
崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこう
ぐん)」の主な原因とされています。

つまり、その名前どおり、ミツバチたちが
いなくなるわけですね。

そのためもあり、フランスでは、2006
年に最高裁の判決があり、一部の「ネオニ
コチノイド系農薬」が使用禁止となった
ほど。

ちなみに、現在、この「ネオニコチノイド
系農薬」は、EUの基準のほうが日本よ
り、グンと厳(きび)しくなっております。

日本はかなり緩(ゆる)いんですね。

そんな農薬が、日本茶に撒かれているわけ
です。

★★★

EUよりも、200倍や300倍や800
倍とはね!

日本という国は、これほども「寛容な国」
だったんです(大きな皮肉ですので)。

でも、この「ネオニコチノイド系農薬」は、
農薬という名前になっておりますが、ぼく
たちの身近なところでも、別の名前で、
じつは頻繁に使われていました。

たとえば、床下(ゆかした)のシリアリ
駆除の目的には、ハチクサン(イミダクロ
プリド)や、タケロック(クロチアニジ
ン)などがよく使われております。

これらはみな「ネオニコチノイド系農薬」
です。

しかも、大手プレハブ住宅のパネル工法
などでは、この「ネオニコチノイド系薬
剤」を断熱材に浸み込ませているんです
ね。

★★★

だから、この「日本茶の裏側」には、ぼ
くたちの「暮らしの裏側」のさまざまな
ことが隠されていると言えませんか。

でも、多くのかたが、こうした事実を知
れば、必ず国民的議論が巻き上がります。

黙っているのが、一番良くないんですね。

周囲の人に伝えて、それが地域の政治家
たちの耳に入り、一つずつ改善させて
行く。

それしか、道はないのかもしれません。

ま、ぼくなど、頻繁(ひんぱん)にハガ
キ作戦をしておりますが……(笑)。

★★★

Fさん、今後とも、どうぞ、メルマガを
お楽しみ下さい。

お元気でね。

 

 

 

 


==================

【2】

あなたやあなたの家族を命懸けで救う、
山田博士作品集!
ぜひどうぞ。

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◆社会の裏側! 21……子どもの貧困
は、「日本の未来」を左右する!

~社会へ巣立つ子どもに「数百万円もの
借金」を背負わせたいのか~

第21巻の「案内頁」
https://bit.ly/3BXkctp

山田博士・著

 

★本書の概要

ぼくたち日本人がいまこうして「先進国」
でござい……なんて世界に胸を張っておら
れるのも、先人たちの教育にかけた情熱の
結果なんですね。

江戸時代まで続いてきたぼくたち先祖の
教育にかける情熱は、本当に凄かった。

庶民も武士たちも、みな、それぞれの
環境の中で教育を続けてきたんです。

だから、幕末のあの風雲急を告げる時代
にあっても、けっして欧米列強の植民地
にもならず、一つの独立国として世界を
揺るがせるような国として発展してきた
のじゃなかったのでしょうか。

★★★

ところが21世紀のいま、その教育の機会
均等について、大きな曲がり角に来ている
ように思うのですね。

ある調査によりますと、いま、家計支援
や弟や妹のために「進路変更をする」高
校生が33%、「進学断念」が19%
……などとなっております。

しかも子どもたちのアルバイトが4分の
1にものぼっていて、それはとくに首都園
が35%と多く、じつに3人に一人がそう
なんですね。

これでは、高校時代の勉強もままなりま
せん。

★★★

働いているこうした母親たちの雇用状況
も、非正規雇用が6割にもなっている。

非常に不安定な毎日が続いているわけで
すね。

だけど、問題は、この調査にあるように、
親子が経済的に苦しいだけじゃなく、
「心の問題」こそが深刻なことなんです。

今回の調査でも、これらの家庭では、
不登校になった」子どもが29%も
いました……。

★★★

ここで述べていることを、あなたもぜひ
ご自分の問題として心に抱いてほしい。

けっして他人の問題じゃなく、あなた
自身の未来にも影響する深刻な問題だと
いうことを知ってほしい。

そして「他者への思い」を、人一倍深く
してほしいなと思っております。

いままでに発刊したほかの「社会の裏
側!」シリーズも、どうぞお楽しみ下
さい。

楽しい文体が人気のようですよ!

お楽しみに!


(下記には、「目次」も載せています)


第21巻の「案内頁」
https://bit.ly/3BXkctp

山田博士・著

 

 

 

 

★★★
★★★
★★★

 

★山田のすべての電子本については、
下記をご覧下さい。

多数ありますので、ご自分の関心のある
「キィワード」を、頁の右側の検索窓に
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どうぞお楽しみに!

「短縮版」のメルマガ専用ブログ(右の欄
に、作品がズラリと並んでいますので、
ご覧下さい)
https://inochimamorutameni.hateblo.jp/

 

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